■せいやくんは今 2008年4月〜8月 (みほこ先生レポート)
6年生の1学期を振り返って…
郊外学習で、事前打ち合わせでは問題なしという情報の施設に入ることができませんでした。施設の入り口に着き、わたしとせいやくんが移動の手順を話したりしながら待っていた時に施設の方から、「入るのは止めてください」と言われました。とても残念に思ったのはその断り方でした。今まで、さまざまな場面で実践してきたこうだったたらどうしたらいいか、こうすればできるということの説明もできない断り方でした。「何かあったら困るのでとにかく止めてくれ」を繰り返すのです。
先生と施設の方の交渉を聞いていたせいやくんの「いいよ、ここから見るから」の言葉でやりとりは終わりました。せいやくんは、前にも書きましたが、『最強前向きたられば根性』を持ち、そんなせいやくんの思いを大切にしてくれるたくさんの先生たちや友達に囲まれながら学校生活を過ごしています。何度も書いてきましたがこれがせいやくんが持っている大きな力です!せいやくんが出来ないことはこの大きな持てる力を全部合わせても絶対無理なことだけです。その時はみんなが事前に納得できる事なのです。わたしは、正直いって施設の方に大きな不快感を持ちながら入り口の所に立っていました。中の説明はほとんど聞こえませんでした。中の係りの方が気遣ってくださっているのはわかりましたが。せいやくんが「聞こえない…」と言ったときです。入場禁止を決定した施設の方がせいやくんに説明をしてくれました。せいやくんはうなづいたり、さらに、質問をしたりしました。この施設の方はこの時どう思われたでしょうか?すんなりいかない人と人とのやりとりがあった時は、その後もいやな雰囲気になります。この時、施設の人に会話を返したせいやくんがいやな雰囲気が消してくれたのです。そう感じたのは、わたしだけではないと思います。
この入り口は、本当にひょいと抱っこして入れてしまうバリアのうちにもはいらないものでした。後日、わたしはせいやくんに「まったく、あの頑固○○○は…やーね!」と言いました。「ほんとだよね、あそこだったら全然大丈夫だったよね」とせいやくん。バリアじゃないものが関わる人の考え方によってバリアになってしまうことを痛感した郊外学習でしたが、またまた、せいやくんの強さと優しさをあらためて感じた一日でした。 |