2005年3月 .

 

■次号予告

「この2年間を振り返って」掲載予定。
落ち着いたころお届けします。

■3月24日(木) 終業式

 今日は終業式でした。
朝、職員室に行って挨拶して日報を読むのも、控え室の鍵を開けて荷物を片付けるのも、教室に行って子供たちに「おはよう!」と言うのも、せいやくんの隣に座るのも、連絡帳を書くのも、体育館まで車椅子を押していくのも、今までやってきたことがぜ〜んぶ、今日で最後でした。
 正直、まだ終わった感じがしません。
 きっとそれは、せいやくんと本当のさよならではないから。私はこの仕事から離れてもせいやくんを囲むネットワークの一員でずっとありたいと思っています。
 2年間、とっても楽しい毎日でした。ありがとうございました!!

■3月18日(金)

 今日は来年度の介助の方の助っ人に入ってくれると言う方が見学に来てくださいました。メインで介助に入る方とチームを組んで、週1程度きてくださるというお話でした。
 私がいるのもあと3日。だったらその内にいくつか体験してもらおう!と思い、吸引、抱っこをしてもらいました。そして、悩んだのですが、算数プリントを少しだけ一緒にやってもらうことにしました。書くことの介助が今までどおり行かないことはわかっていました。慣れが必要なので、初めての方がいきなり介助に入ってもうまくいかないのは当たり前。せいやくんも介助者が変わると言うことで1番不安に思っていることが書くことの介助についてでした。
今やってもらってお互いに4月からのことを不安に思ってしまったらどうしよう。そんな不安もよぎりましたが、逆にいきなり4月になってやって現実を突きつけられるほうが残酷なんじゃないか…。そう思ってほんの4〜5問でしたが介助していただきました。案の定、見学に来た方は「難しいね。うまく出来ないよ。」と言い、せいやくんは「やりづらい」と訴え、最後には泣き顔になってしまいました。
 「せいやくん、泣くところじゃない。」
 私はあえてそう言いました。
 「せいやくんが、どうやったらやりやすいかもっと教えてあげないと。(のりこ)先生とだって最初はそうだったでしょ?慣れるまでは大変かもしれないけど、泣きたい気持ちもわかるけど、練習しなくちゃ!」
 せいやくんは泣くのをすぐやめてうなづきました。せいやくんの気持ちはすっごくわかります。自分で言うのもなんだけど、せいやくんと私はゴールデンコンビだから!笑。
 見学に来た方は、「家で練習してみるからね。」そう前向きに答えてくださいました。
帰り道、一緒に帰った友達にそのことを話すと、「せいやくん、頑張るしかないよ!!」そう励ましてくれました。こんなに想ってくれる友達だっている。絶対大丈夫。私はそう確信しています。

■3月14日(月)

 「ぼくと星えもん」という図工の作品を作りました。
 画用紙に空と家の絵を描き、紙粘土で自分と星えもんというキャラクターを作りました。画用紙の空の上を、紙粘土で作った人形に針金を指して飛ぶようにするのです。
最初いつものようにドラえもんを作ろうとしていたせいやくんでしたが、「キャラクターはあんまりよくない。自分で作ったキャラクターのほうがいいな。」という先生のアドバイスをもらって、ドラえもんの顔の形を星型にした「星えもん」にしました。
 思えば、私との共同制作最後の作品。鉛筆でせいやくんが下書きしたあと、家をクレヨンで塗るのを手伝い、空と雲は絵の具で、自力100%に近い力で塗りました。素敵な絵になりました。
 記念に撮ろう!といってカメラを向けたらとってもいい笑顔が取れました。「星えもん」、とっても気に入ったみたいです。

■3月9日(水)

 せいやくんは、小学校に入ってまもなく、あることをすごく悩んでいました。そのあることっていうのはあえて伏せておくけれど、今日もそのあることで悩み、涙を流しました。1年生のときから、その悩みを持っていたらしく、私に相談してきたのが最近。前はこういうことがあったんだよね〜という報告程度でしたが、次第に、それがとても嫌で辛い…と涙を見せて訴えるようになりました。
  私の力では足りないと思って、担任の先生に相談することにしました。せいやくんも泣きながら先生に自分が思っていることをいい、担任の先生が、助け舟を出してくれることになりました。
  私は、悩みの内容はともかく、自分が悩んでいることを、私を含め、他人に相談できるせいやくんに成長したことがすごく良いことと思いました。辛い事や嫌な事を我慢できてしまう我慢強い性格なせいやくん。けど、やっぱり我慢するって言うことは、心のどこかに溜まってしまっていると言うことなのかもしれない。もっと早くからなんでも話せるような関係になれたらよかったなと反省しつつも、今からでも遅くない、そんな関係を築いていけたらいいなと思いました。

■3月7日(月)

 先週末、せいやママからせいやくんに、3月いっぱいで私が退職する話が伝わりました。連絡帳に「話しました。」というコメントがあったのを見て、朝せいやくんに「4月からのこと聞いたんだね。」というと、一瞬せいやくんの表情がゆがんだ?ように見えました。ここで涙はまだ早い!と思い、笑顔で「あとちょっと、楽しく過ごそう!」そう約束しました。
  せいやくんにとったら、「どうしてやめちゃうの?!ひどいよ。」そう思われてしまうかもしれません。けど、私が自分で決めたこと。私は、せいやくんとの楽しい思い出を増やし、4月からの新たな介助の先生にちゃんと引き継ぐことが、今から出来る最後のこと。
  毎日一緒にいられなくなったって、私はこれからもずっとせいやくんを応援します。

■3月2日(火)

 6年生を送る会がありました。
 昨年の6年生とは、せいやくんたちが1年生だったためお世話をしによく来てくれていたけど、今年の6年生とは直接的な関わりが、ほとんどなかったので残念でした。
 入場してきた6年生の胸元をよぉ〜く見ていました。あれ?ドラえもんのペンダントしている子いたかな?そう思ってせいやくんに聞いてみると、「よく見えなくて、わからなかった。」の答え。せいやくんも自分のつくったものを誰がしてくれているか気になって見ていたんだね!そのあと整列した6年生を見て、ドラえもんの子を発見!やっぱり他にはドラえもんを作った子はいなかったみたい。ドラえもんの青色がきれいに見えたね!うれしいことにその6年生は絵がひっくり返って裏になると、表に戻してくれていました。気に入ってくれたのかな?
 各学年の発表が進み、2年生も練習の成果を発揮して、感慨深い(?)かさこじぞうの発表を終えました。5年生の発表では6年生の入学当時から今までの歩みを映像で表してくれました。BGMに合わせて次々と変わる写真。それを見て懐かしさで声をあげる6年生。3月でこの学校を離れる自分を6年生の姿に重ねて、とても感動していた私です。みんなも、4年後には送られる側になるんだなぁ…。その時、1・2年生の時の映像を見て何を思い、どんなこと思い出卒業するのだろう…。そんなことを考えていました。
 もうどんなに数えたってみんなとのお別れまで1ヶ月ない。
 たくさんの思い出を作ろう!!