■今週のせいやくん 2006年10月4週目 (みほこ先生レポート)
あれから半年…給食ものがたり
今日のメニューは野菜のサラダ・ししゃも焼き・パンです。
「まずは、野菜家族のサラダからいきましょう。
きゅうりの父さん、にんじんママ、キャベツの子供たち、みんな一緒にせいやくんのお口に入りたいと言っています。ししゃもさんも泳いで行きたい行きたいといってま〜す。」とはりきって給食介助を始めます。途中で「サラダはきゅうりだけでいいよ」とせいやくん、「そんなひどいわたしをおいていくの?淋しい」とすかさずにんじんママもセットでお口の中へ。「はあー?!」「マジ?」と思わず周りのお友達の声、何とも言えないせいやくんの苦笑い。ししゃもだって卵は食べないというのでまずは尻尾と頭から食べてもらいます。尻尾と頭は好きだそうです。残った卵を見ながら「一緒にいきたかったでしょう、かわいそうに」とつぶやきます。「もうー、わかったよ、かわいそうなんでしょ、食べてあげるよ」とせいやくんが言って見事卵はお口の中へ。せいやくんとお友達が「おかしいよ、ごとうさん、大丈夫?」とわたしに聞きます。「そおう?わたしは真剣だよ、きゅうりさんやにんじんさんの代わりに喋ってるだけだよ」とまじめに答えます(^_^;)。
はじめての給食から、せいやくんのお友達にライバル意識を燃やして(このへんからちょっとやっぱり変かもしれません)、学習した結果、たどり着いたひとつのかたちです。※参考書ではこの技術は好き嫌いのあるこどもへのアプローチとして紹介されています。でもわたしはこれを使いたいと思いました。これは、給食の時間に遊びを入れるととらえるのではなく、せいやくんの生活の中に「小さな変化を作り出す」という視点から見れば看護になるものというちょっと強引な解釈をして導入しました。嫌いなものを食べる時に「何でも食べなければいけないの・食べ物を残してはだめ!どうして食べないの!」というような接しかたは将来その対象のこどもの社会性の発育に悪影響をきたす可能性があるということを参考書では説いています。その説明にわたしは心から納得しました。あまり食べたがらないものを「あなたの健康のためよ」と食べさせようとしたらせいやくんが将来、献立によってはわたしの顔を鬼のように思い出すことになるかもしれませんから(ー_ー)!!。
今(最近)では、わたしが野菜サラダの器をちらりと見ると「はいはい、みんな一緒に食べてあげますから。」とせいやくんが言います(^^♪。
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※ 参考図書:育児の認識学 こどものアタマとココロのはたらきをみつめて 海保静子 著 (現代社) |