2006年二学期 .



■今週のせいやくん 2006年12月 (みほこ先生レポート)

年忘れで2学期をふりかえります。
2学期のせいやくんは忙しかったです(^_^)
郊外学習のあとの授業参観は昔のくらし体験授業でした。せいやくんは薪でご飯を炊く
お釜班でした。班で呼ばれる時「おかまの人はこちらに集ってください」に苦笑いしてました。当日、わたしは出勤ではありませんでしたが、「本当はおこげも食べたかったんだ…」と残念そうにいうせいやくんの言葉を聞いて完璧なお釜ご飯だったことを知りました。
そのあと、大文化祭でした。クラスのだしものは『昔のくらし』。紙芝居やかるたで現代との違いも入れたりして表現するのです。せいやくんはかるた班でした。かるた班は絵と読み文の作成・景品の作成の準備と当日の読み手・審判・景品渡しまでです。当日は審判と景品係でしたが読み手のお友達のとなりで進行具合のチェックなどさながら舞台監督さんのようでした。それとたくさんのせいやくんのお客様に喜びながら接待と大忙しでした。他の催事もお友達とまわりクイズなどに挑戦し手作り景品をもらいました。景品はそれぞれのクラスの手作りです。折り紙のメダルなどでした。ひとつも失くさないようにリュックに入れて持ち帰りました。最大のお目当てのスライムもゲットできて満足! この日の給食はNHKの方と一緒でした。質問される側だけだったせいやくんが「僕も質問したい」と言ってその方に年齢を聞きました。この質問が班全体を盛り上げ、スタッフの方とお友達の距離も近づけました。密着取材が始まり、カメラの接近、休み時間は質問を受け続けました。取材2日め、スタッフの方が入らないエレベーターの中で「ずーっとだからちょっと疲れちゃったよ。あんなに近くでとられると緊張しちゃうし」とぽろり。そしてその後すぐ「でもあの人たちも仕事なんだよね」とも。そんな中、お友達との給食風景はいつものせいやくんでした。やっぱりみんな(お友達)と一緒のせいやくんの笑顔が一番でしたね。この取材中、マラソン大会の練習も始まりました。ただでさえ凸凹の校庭でしたが雨の影響でますます凸凹に。それに雨が続き、練習も思うようにできません。わたしや先生は初めてのマラソン大会です。せいやママからはもちろんでしたがせいやくん自身が提供してくれる経験からの情報が頼みでした。呼吸器がはずれた時の合図はいつもより聞こえやすい舌を使って出す音にする。振動に対してのリクライニングの角度などです。こうした内容はわたしたちより先にせいやくんがどうする?こういう時はこうしたほうがいいよねと言ってくれました。当日のグランドコンデションは大雨の影響で最悪でした。おまけにとっても寒かったです。準備はできるだけしたと思っても体調が心配でした。タイヤがぬかるみにはまってしまうほど凸凹です。揺れによる影響で完走そのものが無理かもしれないという不安も大きくなりました。せいやくんも心配そうです。でも、結果はみなさんもうご存知ですよね。ゴールあとのせいやくんのコメントは「きつかった〜。でもよかった!」でした。2学期最後の締めはクラスのお楽しみ会でした。お笑い掲示板のお話の実演を班毎に発表するのがメインプログラムでした。せいやくんの班のネタの作者はせいやくんでした。2学期で一番大笑いしていました(^o^)。
また来年(3学期)もご報告いたします。皆様、よいお年を。




■今週のせいやくん 2006年10月4週目 (みほこ先生レポート)

あれから半年…給食ものがたり
今日のメニューは野菜のサラダ・ししゃも焼き・パンです。
「まずは、野菜家族のサラダからいきましょう。
きゅうりの父さん、にんじんママ、キャベツの子供たち、みんな一緒にせいやくんのお口に入りたいと言っています。ししゃもさんも泳いで行きたい行きたいといってま〜す。」とはりきって給食介助を始めます。途中で「サラダはきゅうりだけでいいよ」とせいやくん、「そんなひどいわたしをおいていくの?淋しい」とすかさずにんじんママもセットでお口の中へ。「はあー?!」「マジ?」と思わず周りのお友達の声、何とも言えないせいやくんの苦笑い。ししゃもだって卵は食べないというのでまずは尻尾と頭から食べてもらいます。尻尾と頭は好きだそうです。残った卵を見ながら「一緒にいきたかったでしょう、かわいそうに」とつぶやきます。「もうー、わかったよ、かわいそうなんでしょ、食べてあげるよ」とせいやくんが言って見事卵はお口の中へ。せいやくんとお友達が「おかしいよ、ごとうさん、大丈夫?」とわたしに聞きます。「そおう?わたしは真剣だよ、きゅうりさんやにんじんさんの代わりに喋ってるだけだよ」とまじめに答えます(^_^;)。
はじめての給食から、せいやくんのお友達にライバル意識を燃やして(このへんからちょっとやっぱり変かもしれません)、学習した結果、たどり着いたひとつのかたちです。参考書ではこの技術は好き嫌いのあるこどもへのアプローチとして紹介されています。でもわたしはこれを使いたいと思いました。これは、給食の時間に遊びを入れるととらえるのではなく、せいやくんの生活の中に「小さな変化を作り出す」という視点から見れば看護になるものというちょっと強引な解釈をして導入しました。嫌いなものを食べる時に「何でも食べなければいけないの・食べ物を残してはだめ!どうして食べないの!」というような接しかたは将来その対象のこどもの社会性の発育に悪影響をきたす可能性があるということを参考書では説いています。その説明にわたしは心から納得しました。あまり食べたがらないものを「あなたの健康のためよ」と食べさせようとしたらせいやくんが将来、献立によってはわたしの顔を鬼のように思い出すことになるかもしれませんから(ー_ー)!!。
今(最近)では、わたしが野菜サラダの器をちらりと見ると「はいはい、みんな一緒に食べてあげますから。」とせいやくんが言います(^^♪。

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参考図書:育児の認識学 こどものアタマとココロのはたらきをみつめて    海保静子 著 (現代社)




■今週のせいやくん 2006年10月1週目 (みほこ先生レポート)

郊外学習(房総の村・成田空港)─────────10月3日
10月3日、郊外学習に行ってきました。
今回、せいやママはバス出発時のお見送りと到着時のお迎え、せいやママがいないはじめての長旅(-_-;)??です。移動時の呼吸器の取り扱い、バス内の体位などについて事前打ち合わせはもちろん行いました。せいやくんとの学校生活も半年近くなって大丈夫と思う反面、自分が経験していないということが重なって不安でした。お天気もぐずついていて、当日の朝もいつ雨がふってきてもおかしくないような曇り空でした。雨だけは降らないでほしい、何よりわたしの手落ちによるトラブルでせっかくの郊外学習に支障をきたしたくないと考えるわたしの目の前には「だいじょうぶ、今日は晴れるよ」と笑顔のせいやくん。
(せいやくんは最強の晴れ男、この日も見事にお日様を呼び出しました(^O^)。)
打ち合わせの時、せいやくんももちろん一緒でした。5月の時の事をきちんと覚えていてバス内の呼吸器、他器材の位置確認に加えこれまでに発生したトラブルの説明もしてくれました。以前も紹介しましたがせいやくんは生きるために必要な呼吸の管理を自分でも積極的に行っています。そのことを最大の強みに出発しました。
房総の村は昔の暮らしが再現されていました。だからやっぱり道は土で、さらに雨が続いたあとでボコボコでした。それと以外に坂が多かったです。ほとんど学習介助の先生と2人でした(介助の先生は若くて力持ち?なのでわたしは頼り切っています)が、わたしが一人で押す場面がありました。しかも、雨ですべりやすい坂道でした。上りも下りもありました。その時、同じ班のお友達が手伝ってくれました。もちろんわたしは要請してません。自発的にというか、せいやくんと一緒にいるのがいつものことだからです。とても力があります。下り坂のコントロールも抜群でした。今回、4段ほどの石段のために長い迂回路を使わなければならないコースがありました。でも、マンパワーがあればクリアできる石段でした。もう来年になったら、最初から最後まで班のメンバーと一緒の行動になると感じました。せいやくんと一緒の学校生活の中でみんなにとってはそんなことは当たり前のことだしきっとそんなことさえ考えていないんだろうななんて後ろを歩きながら思いました。何だか嬉しい気分でした。せいやくんがいまこうして学校に通っていることは千葉県内でははじめてのケースだと聞いています。でも、わたしにはそのことのほうが不自然でいつもの学校の中の事が自然に感じられます。成田空港で呼吸器の回路が一箇所はずれるというアクシデントがありました。わたしがついてはじめての箇所でした。
せいやくんは冷静に対応しました。でも解決した瞬間「あー、こわかった」と言いました。不安な時間を持ったのは、わたしがアンビューバッグというのを手元に置いていなかったからです。落ち込んだわたしに、後日「疲れた?僕は楽しかったよ!」とせいやくんが言ってくれました。とても元気がでました(^^♪。