2007年度 一学期 .



■今週のせいやくん 2007年8月 (みほこ先生レポート)

5年生の一学期
せいやくんと過ごす学校生活2年目の看護師として、今年は「見守りができるようになりたい」を目標にかかげました。生活過程の中でおこなうべきケアが完璧になったわけではありませんが、一年間穴があくほどみつめ続けた?成果です♪。せいやくんには聞かないでください(-_-;)。
  5年生になってすぐの大イベントはやっぱり運動会でした.去年のソーラン節にも感動しましたが今年も6年生と一緒の組体操は素晴らしかったですね。当日のあの形になるまでの練習期間中はクラス替え後の新しいクラスがひとつになっていく期間のように思えました。せいやくんの型については担任の先生や担当の先生が、せいやくん本人とせいやくんと組むお友達に助言し、それにせいやくんとお友達がこたえていく形で完成して行きました。わたしたち看護師は安全上気をつけてほしいことを伝えました。この型にと決まる度に見せてくれたみんなの顔、素敵でした。家庭科の授業も始まりました。わたしは記念すべき第1回調理実習日に勤務することができました。行動は班です。役割分担でせいやくんは盛り付けの指示・監督になりました。 当日、その仕事は最後のほうなのでせいやくんは全体の流れを見ながらいろいろ気配りをします。この時、わたしは気づいたのです。班のメンバーもひとつひとつの仕事の中でせいやくんに確認をとったり説明したり意見を聞いたりしながら過ごしていきます。普段、教室の中ではあまり会話していない男子がポンポンせいやくんに話しかける。せいやくんもいつもより大きな声で答えていました。「ねえ、せいやくんはこれはできないからこれやってよ」「せいやくん、これでいい?いいよね」というふうに。この班の男子メンバーは口数は少なくてもやる時はやる、男らしいメンバーだと感激しました。紹介が遅くなりました。メニューはブロッコリーの緑とプチトマトの赤が鮮やかな野菜サラダでした。せいやくんは普段の給食の時には見られないほどの食欲でたくさん食べました。もちろんわたしは大人の特権で?大盛り頂きました。ひとつになっているみんながなによりものご馳走に思えた一日でした。お裁縫もありました。せいやくんは口で縫い針をくわえ一針、一針きちんと印のとおり縫っていきました。担任の先生が思わず「う〜ん、せいやくんらしい」と一言!手賀沼への郊外学習もありました。アスファルト以外の移動だとどうしても遅くなってしまいますがこの頃はもう声をかけなくても誰かが必ず脇についてくれるようになっていました。せいやくんもみんなと何かおしゃべりをしながら何よりもみんなと一緒に行動できるのがうれしそうです。  わたしもとっても幸せを感じます。なんかこどもたちってすごくいいなって。みんな去年より身体も大きくなり体力もあります。だから、車椅子に関しては去年よりずっと安心です。何より、一緒に行動するために進んで関わろうとしてくれます。こんな毎日が「見守り」目標達成のためにどうすればよいかを教えてくれました。みんながせいやくんと一緒に行動できるように整える。それは、せいやくんに関わるときに必要な情報を与えながら見守ることだと確信したのです。2学期は林間学校があります。わたしたち看護師の整えがきちんとできるように今からちょっとの緊張感と、素敵な体験をさせてもらえるだろうという大きな期待に胸わくわくです。
…「こどもは、じろじろ見られるのはいやだが、見守りのために見つめられるのはいやではない。むしろ見つめられていることに安心できる」(FN看護覚書講義より)…
  こうして、クラス替えにちょっぴり不安を覚えた5年生の1学期は終わりました(*^_^*)