■今週のせいやくん 2008年1月〜3月 (みほこ先生レポート)
5年生の3学期…
5年生の3学期の大行事は『6年生を送る会』と『卒業式』でした。その準備と練習がメイン授業のようでした。始めの頃には、気が進まない役柄や恥ずかしくてちょっとというお友達もいました。ちょっと大人びてきたみんなは一緒に声をあわせたりなどもちょっと照れくさそうで、中々揃いません。そこに先生たちの激が飛びます。最高学年になる心構え、今までお世話になった6年生への感謝と巣立ちへの応援の気持ちをきちんと見せなければ、そのためには全員力を結集させなければと繰り返し指導します。ふりではだめなのですよと。
先生たちのこの真剣さがだんだんみんなに伝わっていきます。前向きなお友達たちも増え、『みんなでちゃんとやろうよ!』と周りに訴えます。本番が近づいてくる頃には先生たちの激は少なくなり主役がちゃんと子供たちになっていました。送る会の時、わたしはせいやくんから離れたところからの見守りになりました。車椅子はお友達が押して、わたしは横というような事は、林間の後、多くなっていましたがお友達だけというのは初でした。それは練習の時に伝えられました。プラカードや花飾りを使う振り付けなどがあるけどどうしようかななんて考えていたら、お友達が「僕たちが考えてやるから後藤さんはあっちにいていいんだよ」と。担任の先生からも「ということですので」。その結果は、担任の先生が出した「せいやくんも目立つように!」の注文にバッチリ答えた見事なコンビネーションでした。
卒業式の時、せいやくんが、車椅子のブレーキのかけかたをいつもとちょっと変えてと言いました。そうすると向きを変える場面でわたしが立ったり移動しなくてもできるからと。「誰が考えたの?」と聞くと「僕だよ、今日はそのほうがいいでしょ。」開始ちょっと前には「吸引(気管)しておこうか」とも。
送る会も卒業式もとても素晴らしくて感動的でした。一生懸命やったみんなが一番実感しているようでした。男子も女子も関係なく満足の声をあげていました。泣いているお友達も何人かいました。怖いほど厳しく指導してきた先生たちが満面の笑顔でよかったよ!と声掛けをしているのもとても素敵な場面でした。大人になってもこうした感動の記憶を大切にしてほしいと思います。同時に、わたしたち大人も社会や家庭内での行事や儀式を大切にしていかなければという思いを強くしました。せいやくんに「卒業式、どうだった?」と聞いたら、「う〜ん、眠かった」と…。でもわたしは見てました。とっても真剣な顔でしたよ。来年の事を考えると今からうるうるしてしまう3学期でした。 |